2020年6月1日月曜日

バラの花のシロップ

 Rosenblütensirup 



バラの香りといえば、人々を魅了する花の香りの代表。中近東原産のダマスカスローズやヨーロッパ原産のドッグローズ、日本など東アジア北部原産のハマナスなど、主に香りの良い原種系のバラが香料をとるために栽培されています。もちろん栽培種のバラでも、香りの良いものなら利用ができます。バラの花の色素と香りは水に溶けにくいため、はじめから加熱(といっても湯煎程度)方式で作ります。

◎材料

  • 香りの良い赤いバラの花びら(など) 2つかみ
  • 水 500cc
  • 砂糖 500g
  • クエン酸 15g

◎作り方

  1. 水を沸騰させ、少量のバラの花びらをその中へ入れます。
  2. 火を止めて、花を手早くかき混ぜ、熱湯から引き上げて、こし器の上で絞ります。続いてまた、少量のバラの花を同じ熱湯の中に入れて、さっと再沸騰させます。こうして分けて入れるのは、バラの花びらが、水の量に比較して多いからです。色素が絞った後の水に残るので、絞った後の花びらは色あせます。液は通常緑がかった紫色になります。
  3. すべての花を煮出し終えたら、液に砂糖とクエン酸を加えて、よく溶かします。
  4. その後、少なくとも75℃に加熱した後、事前に煮沸消毒しておいたビンに満たします。これを慎重に密封し、僅かな時間横倒しにします。

Tipp

このシロップには、市販の食品用薬剤非処理のバラの花の他、ご自身の庭の同様なバラ、また野外の野ばら、つまりドッグローズの花びらも利用できます。

#Sirup
#Süßigkeiten
#Kräuter
#Blüten

Originelles Rezept 
aus “Sirup & Nektar aus Früchten, Blüten und Kräutern” von Georg Innerhofer